Blog

2024.02.02

【農業科】美唄の小学生がハスカップで商品開発!

昨年、全国2例目として「農業科」をスタートさせた美唄中央小学校。

かねてから義務教育で食の授業が必要だと思っていた私は、昨年10月に4年生の「農業科」を取材し、このブログでもその様子や私の思いを綴りました。

その後、彼らは新たな挑戦をスタートさせていたのです。

それは、ハスカップを使った「商品開発」。

前年度の4年生も同様に商品開発を手がけ、「ハスクマちゃん」というマドレーヌを完成させました。

今回のお題は「クッキー」です。

まずは、チームに分かれてどんなクッキーを作るかアイディアを出し合い、プレゼン大会を開催!

商品名「ハスケット」

商品名「流れ星ハスクッキー」

「ハスケット」は、ハスカップとロケットを組み合わせた商品名で、キャッチコピーは「ハスカップの美味しさが宇宙へひとっとび!」^_^

夢のある子ども達の豊かな発想には感服。。。

大人顔負けですよね。

果たして11案あるハスカップクッキーの中からどれが商品化されるのか!?

注目の発表の日!美唄中央小学校に伺いました。

監修するのは、美唄市の地域おこし協力隊で、カフェ「Bi make(ビメイク)」のパティシエでもある林美希さん。

ハスカップを美味しく食べてもらうために相性のいい食材、作りやすさ、コスト、パッケージデザインなど様々な視点から商品化されるクッキーが決められます。

どのチームの案が採用されるのか!?

手を合わせて願う子ども達。。。

選ばれたのは、「ピパハスクッキー」でした!

「ピパハス」は、アイヌ語で美唄を表す「ピパオイ」と「ハスカップ」を組み合わせた造語。

ピパハスクッキーには、ハスカップソースとホワイトチョコレートがサンドされていて、甘酸っぱさとミルキーな甘さの絶妙なハーモニーが商品化の決め手になったそうです。

考案したのは、こちらのチーム♪

発表の瞬間、拍手と歓声が上がり、笑顔が弾けていました。

商品開発をするということは、もちろん販売もします。

そのために大切なのは「販売価格」!

材料費や包装代などの原価と人件費、更に利益を出すために金額を設定することなどを勉強し、価格は1個200円に決定。

パッケージデザインについても報告されました。

「美唄」の「B」が全面に!
子ども達の描いたハスカップはそのまま採用

そして、いよいよ「ピハハスクッキー」試食タイム♪♪♪

試食した子ども達からは、

「めちゃくちゃ美味しかった」「もう1個下さい!」

「完売するんじゃねーか?」「何も言えないくらい美味しかった!」

など大好評の嵐☆

中には、「一曲思いついた」と言って、その美味しさを即興で歌い始める男子もいて、大爆笑でしたwww

私もお裾分けで頂きましたが、ハスカップソースとホワイトチョコが口の中で溶け出した時の甘酸っぱさ&ミルキー感のバランスが絶妙!

しかも、発酵バターを使った生地がサックサクで本格的な美味しさに仕上がっていました。

これは本当に沢山の方に食べて頂きたいっ!!!

「ピパハスクッキー」は、3月7日(木)から1000個限定で発売です!

発売初日は、午前10時〜12時まで地元のスーパーマーケット「コアびばい」で子ども達が販売会を行います。

その後は、ホテルビジコー内のカフェ「Bi make(ビメイク)」で販売されます。

是非足をお運び下さい。

4年生はこれからチラシ作りや販売会の準備に突入します。

「農業科」を通して社会と繋がる小学生。

「農業を学ぶ」のではなく、「農業で学ぶ」。

「農業科」の意義を感じます。

農業大国の北海道だからこそ、この取り組みが全道に広がっていくといいなぁと心から思います。

子どもたちの笑顔を見ながら、自分に出来る歩みを一歩ずつ進めていこう!

と気持ちを新たにした時間でした。