なんまるさん
先日、とても悲しい出来事がありました。
大好きな「なんまるさん」が、いきなり閉店したのです。
「なんまるさん」とは、我が家御用達の八百屋。
野菜と果物は、スーパーではなくなんまるさんで購入することがほとんどでした。
特に果物の種類が豊富で、春のいちごはあまおう、もういっこ、けんたろう、夏になるとでんすけスイカ、まっかなほっぺ、秋にはプルーン、プラムにデラウェア、ポートランドなどのぶどう、りんごやかんきつ類が旬になると、それぞれ5種類ほどは並んでいました。あけびやいちじくなど、スーパーでは買えないような果物に出会えるのも魅力でした。
閉店することを知ったのは、8月29日。
買い物をした時に、「うち、今月いっぱいでお店を閉めることになったんですよ」と言われたのです。
聞くと、相当な経営難だったとのこと。
24日(土)には閉店のお知らせを貼ったそうですが、小さすぎて全く気付きませんでした。「閉店まであと2日」というのを知った、あの時の驚きとショックたるや…。
大切にしている生活の一部をいきなりもぎとられたような気持ちでした。
なんまるさん閉店には、子どもたちもショックを受けていました。
経営難だったことを話すと、長男は「俺の1万円渡すからお店を続けてくれないかなぁ」と言うほど。特に長男は小さい頃から通っていたお店ですから、幼心に感じ入るものがあったと思います。
レジの人に声が届くほどの広さのお店だからこそ、種類豊富な中でどれが美味しいかを気軽に聞くことができ、買い物をする人との交流がありました。
北海道産を大事にし、旬を大事にしてくれた「なんまるさん」。
閉店の日は札幌不在だったので、この場を借りてこれまでの感謝の気持ちをお伝えします。
なんまるさんの野菜や果物から沢山の「おいしい」を頂き、沢山の「楽しい」を家族で共有できました。
私たちの胃袋と健康を支えて頂き、本当に本当にありがとうございました!